昨今のニュースなどを見るにつけ、情報セキュリティの大切さは身にしみて理解しているつもりでした。社内担当者としても定期的に会合を開くなどして、問題事例を話し合い、マインドや対策を共有してきたつもりではありましたが、どうしても自分自身に関係ない話だといまひとつ社内の意識にゆるみを感じていたところでした。(もちろん事故が起きないことが最善ではあるのですが・・・)社内の担当者からいくら言ってもやはり身内だと
甘えがでてしまい心に届かないものだろうか。と思い今回こちらの講座に参加しました。
講師は、現役で企業のセキュリティ管理者として様々なインフラの導入から携わっているということもあり技術的なことについては非常に詳しく、最新技術についても様々な情報の提供がありました。しかしそれ以上に印象的だったのは、いくつもの事例を提供し、「なぜこれが問題なのか?」を受講者を巻き込み考えさせるスタイルでした。非常に恥ずかしいことですが、弊社の受講者の中には、問いかけに対して「それの何が問題なの?」という反応もありました。事故が起これば誰しも嫌でも意識を高めるを得ませんが、事故前に「気づき」をもたらしてくれるという意味では、本当に受講してよかったです。良い意味で「怖がらせて」もらった気がします。