新入社員の皆さまも、もうだいぶ職場になれたころでしょうか?もしかしたら、職場にとけ込むことが、精一杯で、まだまだ自分ひとりでは業務を遂行することが難しいという方の方が多いかもしれません。
正直なところ、新入社員に対して 最初から 「ものすごい売り上げ」や「目覚しい成果」を期待している企業はありません。何年もプロとして働いてきた上司先輩に「業務力」ではかなうはずがないからです。
では、どこで勝負したらいいでしょうか。3つの「態度力」が大切だと考えます。
「積極態度」「学習態度」「素直な態度」
「積極態度」。もちろん仕事の指示は上司が行ないますが、その指示を遂行するために、自分はどう動いたらいいのか? 不明な点は何なのか? 指示をまち、言われたことのみを行なう姿勢から「自分がこの仕事を任された」という意識をもち、積極的に取り組みます。
「学習態度」。与えられた業務を遂行するには、もちろん専門知識や技術力が必要です。わからないものはそのままにすることなく正確に理解できるまで確認が大切です。
当然、自分のいる業界・製品の学習などを積極的に吸収し、ひとつひとつ小さなミッションを確実にこなし、なおかつ、スキルもあげていくという姿勢が大切です。
「素直な態度」。まだ仕事が一人で出来ないうちはこの姿勢につきるのかもしれません。
学生時代にどんな難関資格やすごいスキルを身につけていたとしても
呼んでも返事もしない、指示してもメモもとらない、ボソボソしゃべって何をいってるのかさっぱり分からない。
メモしてないから何度も同じ事を聞きに来るAさん。
かたや、スキルはまだまだそれほどでもないけれど元気よく返事をし、いつも笑顔であいさつが出来て
積極的にメモしようとするBさん、皆さんが上司先輩だったらどちらの新入社員に業務を教えてあげたくなるでしょうか。
「学ぶ」の語源は 真似る → まねぶ → 学ぶ だったという説があります。
3つの態度 全てをお手本に出来るような先輩を見つけて、最初は徹底的に「まねぶ」ことが大切なのかもしれませんね。